ちゅい です。
本日は私のWebサイトにお越しいただき、ありがとうございます。
本記事では、「頑張る」の邪魔をしてくる「ホメオスタシス」という性質について、お話ししたいと思います。
「参考書を買ったのに、一日YouTubeを見て休日が終わってしまった…」
「動き出してからは普通に動けるのに、動き出すまでがあまりにしんどい」
「今の状態から脱却したいのに、なかなか行動が出来ない」
これら全て、「自分の意志が弱いせいだ」と思っていませんか?
実はこれ全部、今から説明する「ホメオスタシス」に邪魔されてこうなってしまうんです。
- ホメオスタシスに立ち向かうにはどうすればいいのか?
- どうしたらホメオスタシスを味方に出来るのか?
これらの具体的な方法についてお話いたしますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
「頑張る」が続かないのは「ホメオスタシス」のせい
ホメオスタシス とは?

まずは「ホメオスタシス」という言葉を初めて聞いた方のために簡単に説明します。
ホメオスタシスとは、「生き物が環境などの変化に対応するために、現状維持をしようとする性質」のことで、生命や健康の維持などに関係しています。
ホメオスタシス の主な3つの働きと一例
- 自律神経系:気温の変化に関わらず、体温を保とうとする
- 内分泌系:ホルモンを分泌し、ストレスに適応しようとする
- 免疫系:病原菌などの異物が体内に入った時、外に出そうとする
ここまでの説明を聞いて、「健康を維持してくれるならいいことなんじゃないの?」と思った方も多いと思います。
実は、ここまでお話ししたのは “生物学における” ホメオスタシス のお話で、”心理学における” ホメオスタシス となると、少し話が違ってきます。
具体的にお話ししますね。
心理学における ホメオスタシス が努力の邪魔をする

ホメオスタシスを心理学の観点から見ると、「現在の生活の仕方や環境をできるだけ維持しようとする心の働き」になります。
一見、何の問題もないように見えるのですが、これが諸刃の剣。
現在の生活が「頑張っていない状態」だと、その「頑張っていない状態」も維持しようとしてしまうのです。
それゆえに、このようなことが起きてしまいます▼
私が実際にぶつかった壁の例
- YouTubeを見ながらストレッチを始めたけど続かない
→「ストレッチを始める前」を維持しようとする - たまに朝早く起きようと思っても起きれない
→「いつもの遅い時間に起きること」を維持しようとする - 参考書を買っても、なかなか手が付けられない
→「勉強していない状態」を維持しようとする
「ホメオスタシス」に邪魔されていたんですね。
ホメオスタシス が現状維持をしたがる理由

では、なぜホメオスタシスは現状維持をしたがるのか?
その理由は、ホメオスタシスが、
今の状態で生きられている=安全
→ 急激に変化する=危険(死ぬかもしれない)
と判断してしまうからだと言われています。
では、新しいことを始める時、どうしたらホメオスタシスに打ち勝てるのか?
答えはシンプルです。
ホメオスタシスに「頑張っている状態」が普通だと認識させ、
「頑張っている状態」を維持してもらう
今から説明する方法を実行すれば、誰でもホメオスタシスを味方に出来るようになります。
騙されたと思って、まずは試してみましょう!
「ホメオスタシス」を味方にする方法
ホメオスタシスに邪魔されること を理解する

ホメオスタシスを味方につけ、「頑張っている状態」を維持するためには、まずは「ホメオスタシスに邪魔されることを理解すること」から始めるのがオススメです。
「それだけ?」と思った方もいるかもしれませんが、これを理解していないと、せっかく新しいことに挑戦してもすぐホメオスタシスに負けてしまい、
「全然頑張れない」
→「自分には向いてない」
→「自分がしたいことはこれじゃなかったのでは…?」
という思考回路に陥りがちです。
ですが、ホメオスタシスに邪魔されることを理解することで、
「今自分が頑張れないのは、ホメオスタシスに邪魔されてるから」
→「自分に向いてない訳でも、やりたくない訳でもない!」
ということがわかるようになります。
既にある習慣とセットにする

次に、オススメしたいのが「既にある習慣とセットにすること」。
既にある習慣とセットにすることで、完全に新しく物事を始めるより、ホメオスタシスの邪魔が入りづらくなります。
組み合わせの例
- 歯磨き × スクワット
- ドライヤー × 動画学習
- 朝の通勤時間 × スケジュール管理
スモールステップを踏む

最後にオススメしたいのが「スモールステップを踏むこと」。
前の章でも触れたように、ホメオスタシスは急激な変化に特に反応します。
そのため、新しい習慣を付けたい時は、毎日の目標を「どんなに体調が悪くても達成できるレベルまで」低く設定するのがオススメです。
目標を低くする例
- 動画を毎日10本視聴する!
→ 動画を毎日1本再生する(最後まで見なくてもOK) - 腹筋を毎日100回する!
→ 腹筋を毎日最低5回する(出来そうならそれ以上してもOK) - テキストを毎日10ページ読む!
→ 毎日テキストを開く(気になるところだけ読んでもOK)
「簡単にできること」を目標にすることで、ホメオスタシスに邪魔される暇も無く行動に移せます。
一度行動さえ始めてしまえば、案外そのまま継続できたりするものです。
そのうち「これは頑張らなくてもできるな」と思えてきたら、少しずつ目標を上げていき、ホメオスタシスが維持してくれるレベルを引き上げていきましょう!
最後に

本記事では、「頑張る」が続かない原因の一つである「ホメオスタシス」を味方にする方法についてお話しいたしましたが、いかがだったでしょうか?
少しでも「これなら出来るかも」と思える方がいたら嬉しいです。
このWebサイトでは、
「『出社するのが当たり前』の日本で、生きづらさを感じている人たちに、在宅で年収500万円稼いで生活と心に余裕が持てる未来を届ける」
というコンセプトで、在宅ワークに関する情報を発信しています。
今後も、「私が実際学んできたこと」「取り組んでいく中で失敗したこと」など、様々な記事を書いていく予定です。
そして私のように「社会不適合者だから」「地方だから」「事務しかできないから」と人生を諦めかけている方々が、「自分でもできるかも」と思えるようなきっかけになれたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。